西宮神社「福男選び」に5000人…受験目前高3生が一番福

 商売繁盛の神様「えべっさん」の総本社、西宮神社(兵庫県西宮市)で10日早朝、門から本殿まで約230メートルの間を走り抜け、一番に参拝しようという「開門神事福男選び」があり、同県芦屋市の高校3年佐藤玄主さん(18)が先頭で本殿に飛び込み今年の「一番福」となった。

 佐藤さんは、高校の陸上部で200メートルの選手。5度目の挑戦で頂点に立った。「イメージ通り走ることができた。今年は勉強を頑張りたい。いろんな人に福を分けて、日本が明るくなれば」と笑顔。目前に大学受験を控え、開門を待つ間も勉強していたという。

 西宮神社によると、午前6時の開門を約5千人が待ち構えた。二番福は兵庫県明石市の高校3年竹内紘生さん(18)、三番福は同県川西市の消防士で渡部涼さん(25)だった。

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