がん闘病中の大林監督「あと30年は映画作る」 一時は余命3カ月も、不明に

 がん闘病中の大林宣彦監督(79)が16日、都内で最新作「花筐/HANAGATAMI」の公開初日舞台あいさつを行った。

 大林監督は同作のクランクイン直前の昨年8月に肺がんが発覚、一時は余命3カ月と宣告されていたが、抗がん剤が効果を発揮し、現在では余命は不明になっている。「あの戦争(第2次世界大戦)を生き延びたのに、がんごときで死なねぇぞ」と心境を告白し、「あと30年は映画を作り続けようと思います」と現役続行の意思を明かした。

 体内にがん細胞は残っており「私が宿主でがん細胞は宿子。“わがままに生きると宿主が死んじゃうよ”と言い聞かせた」とがんに“共存”を呼びかけたことも明かした。

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