安倍首相登場にアキバ騒然「辞めろ!」あの100万円返すため籠池氏も来た!

 東京都議選で逆風の中、安倍晋三首相(自民党総裁)が選挙戦最終日の1日、JR秋葉原駅前で、初めて街頭に立った。経済政策の実績などを訴えたが、学校法人「加計学園」を巡る問題や閣僚の失言などから「辞めろ」の大合唱が起きた。抗議のプラカードを持った聴衆の一部と警察官がもみくちゃになる中、首相は「演説を邪魔するようなことを自民党は絶対にしない」と語り、公認候補への支援を呼び掛けた。やじは1時間以上続いた。

 この日は補助金適正化法違反などの疑いで大阪地検特捜部の家宅捜索を受けた学校法人「森友学園」の籠池泰典前理事長(64)が安倍首相の演説を聞くため来訪。籠池氏は加計学園問題などに言及し「国政の最高責任者が説明責任を果たしていない。直接話を聞きたかった」と説明。周囲は一時騒然とした。昭恵首相夫人から受け取ったと主張する寄付金100万円も持参。首相に渡せなかったが「返せるよう、今後も努力する」と話した。

 小池百合子都知事は西武池袋線練馬駅前で、代表を務める地域政党「都民ファーストの会」の候補者の応援演説に立ち、「古い議会は隠そうとする。口利きを徹底的に透明化していく」と主張した。夕方から八丈島で応援演説の予定だったが、天候不良で搭乗便が欠航。日程を変更した。

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