フジ社長、アナ雪ED論争で反省「唐突感ある」

 フジテレビの亀山千広社長が31日、社長会見に出席した。4日に地上波初放送した人気アニメ映画「アナと雪の女王」のエンディングで、タレントや同局アナらがテーマ曲を歌う演出をしたことについて、唐突感があったと反省した。

 エンドロール場面で視聴者や局アナ、芸能人が「レット・イット・ゴー」を歌う特別企画「みんなで歌おう♪アナ雪」を放送。エンドロールも映画の一部のため余韻がそがれたとする意見や、家族一緒に楽しめたとする意見など、賛否両論が上がった。

 亀山社長は「演出の仕方が唐突感があるがために、非常に身内感というか…。うちの映画に出ている人に歌わせる。でも(出演者が)歌ってくれた努力はあるわけで」とした上で、持論を続けた。「エンディングにそういうものがあることを視聴者にオープニングの際などに、言っていかないといけないのではないかと。そうすると唐突感の批判は(減るはず)。エンディングを切ったことに対しての別のご批判はあるのかもしれないけど。盛り上げようとしてやっていることと、表現の仕方が、もう一つ踏み込んで考えなければいけなかったのではないかなと現場とは一視聴者として話しました」と明かした。

 企画意図自体は、映画が公開され大ヒットしていた14年から期間が過ぎていたため、「世の中に『あったね』『確かにアナ雪、アナ雪』という空気を醸成するために一般の方たちの歌を募集するキャンペーンを張っていたのは非常にいいことだと思います」と評価したが、問題はその見せ方。

 「エンディングに皆さんの画が流れますよ」といった告知を徹底すべきだったのではないかと提言。「いい教訓を得たし、真摯(しんし)に現場は受け止めるべきだし。かつては非常にそれがうまく見えていた。やってることは一緒なんですけど、表現の仕方が稚拙になっているのか、少し技術力が足りないのかということは検証すべきだと思います」と反省材料にしていた。

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