宝塚音楽学校で卒業式 40人がタカラジェンヌに
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タカラジェンヌを養成する宝塚音楽学校の第103期生卒業式が2日、兵庫県宝塚市内の同校で開かれ、40人が巣立ちの日を迎えた。
成績優秀者を表彰する「小林一三賞」を受けた芹沢佳夏さんは「2年間、充実していたのでさみしい」と率直な気持ちを表した。今後は娘役として舞台に立つことになるが「私自身が初めて宝塚歌劇を見た時のようなパワーを、お客様にも感じていただけるような娘役になりたい」と話した。
40人のうち10人が、授業の欠席・遅刻・早退などが1時限もない「特別皆勤賞」を受けた。学校側によると2桁の多人数は近年まれで、1人もいなかった年もあるという。伊木常雄校長、角和夫理事長もあいさつでこの件に触れ「すばらしい」とたたえた。
卒業生は4月21日に、宝塚大劇場で開幕する雪組公演「幕末太陽傳/Dramatic“S”!」で初舞台を踏み、ラインダンスを披露する。