荒戸源次郎さん死去 斗真ショック、映画「人間失格」主役抜てきの恩人

 映画プロデューサーで監督の荒戸源次郎(あらと・げんじろう、本名吉村敏夫=よしむら・としお)さんが7日午後、虚血性心疾患のため都内の病院で死去した。70歳。長崎県出身。通夜は14日午後6時、葬儀・告別式は15日午前11時から東京・代々幡斎場で。喪主は息子の鈴木棟也(すずき・とうや)氏。

 状況劇場などを経て映画製作を開始。80年、上映した「ツィゴイネルワイゼン」で自主興行としては異例の大ヒットを飛ばし、映画賞を総なめにした。89年には赤井英和(57)主演で「どついたるねん」を製作した。

 監督としては03年、寺島しのぶ(43)主演の「赤目四十八瀧心中未遂」で映画賞をさらい、10年の「人間失格」では映画初出演の生田斗真(32)を主役に抜てきした。

 生田は「今年、もう一度一緒に映画をやろうと約束をして、荒戸さんが僕のために書いてくれた台本を頂いていました」と明かし「また、大好きな荒戸さんとずっと一緒にいられると思っていました。悔しいです。寂しいです」と悲痛な思いを吐露。「僕を映画界に引っ張り出してくださった方です。映画の楽しさを、素晴らしさを1から教えてくださった方です。荒戸源次郎さんに出会わなければ、今の僕はいません」と恩師に感謝した。

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