泉谷しげる 口蹄疫被害忘れずに

 2010年に口蹄(こうてい)疫で畜産業に甚大な被害を受けた宮崎県を応援しようとシンガー・ソングライターの泉谷しげる(66)が22日、宮崎県庁を訪れた。河野俊嗣知事に「厳しい状況をどれだけ楽しく転換できるかが大切だ」と語り、笑顔で首を絞めるしぐさをするなど手荒に激励した。

 泉谷は10月19日に宮崎市で野外ライブ「水平線の花火と音楽5」を開くことを発表した。口蹄疫被害を風化させまいと支援活動に取り組む泉谷が呼び掛け人となり、毎年、豪華な出演者のライブや1万発以上の花火で盛り上げている。

 県内では口蹄疫により牛や豚など約29万頭が殺処分され、被害総額は約2350億円。泉谷は「頑張って被害のことを問い掛けていきたい」と語った。

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