ベイビーレイズ、夢は甲子園で始球式
NHKドラマ「あまちゃん」の挿入歌「暦の上ではディセンバー」で注目を集めた5人組ガールズグループ「ベイビーレイズ」がこのほど、阪神のユニホーム姿でデイリースポーツのインタビューに応じた。何かと“タイガー”に縁のある彼女たち。甲子園での始球式を熱望するなど、キャンプインしたタテジマ戦士たちに向け「阪神タイガースさんを全力で応援します!!」と声をそろえた。
アイドル界で最も“猛虎魂”を宿したグループだろう。所属レコード会社「ポニーキャニオン」本社のあるのが虎ノ門なら、ファンを虎ノ門ガーディアン、通称トラガーと呼び、ダンスの要所では両手を虎の爪に見立てたガオーポーズを披露する。
さらに、29日に発売した新曲「恋はパニック」の初回盤特典映像として、昨年11月には動物園でホワイトタイガーへのえさやりにも挑戦した。「いつもトラガーさんにお世話になっているので、トラさんに恩返しを」とはリーダーの傳谷英里香(18)だ。
「乗り込み!乗っ取り!アイドル」を自称し、これまでファン層の違うアウェーなイベントにも乗り込んでライブを行ってきた。次なる目標を問われ、林愛夏(18)が「甲子園で始球式をしたい。肩を作ってます」と意気込めば、大矢梨華子(17)は「野球のキャンプが始まったので、私たちも沖縄で肩を作りたい」と便乗しての沖縄行きを画策した。
昨年は「暦の上‐」がドラマを通じてお茶の間に浸透し、知名度は上がった。今年は公約である「デビューから2年以内に日本武道館で公演できなければ解散」の期限の年。最年少の渡邊璃生(13)は年明けに武道館前まで行き、「武道館予約」とつづった書き初めを写真に収めた。高見奈央(17)も「『日本の有名なあそこでライブしたい』と初詣してきました」と目を輝かせた。
昨年の紅白歌合戦に「あまちゃんコーナー」で出演したが、「今年は5人で立ちたい」(大矢)と燃えている。解散か、生き残って大舞台が待つのか。和田阪神と同じ、いやそれ以上に勝負の1年が始まる。