「夢であいましょう」が47年ぶり復活

 テレビ創成期の1961年から66年まで放送され、のちのテレビ番組制作に大きな影響を与えたNHKの「夢であいましょう」が、8月23日(総合、後8・00)の一夜限りで47年ぶりに復活することが24日、分かった。

 当時、番組の構成を担当していたタレントの永六輔(80)が監修し、数々の名曲を生んだ「今月のうた」のコーナーや音楽、ショートコメディーなどが、現代版となってよみがえる。

 伝説の番組が帰ってくる。「夢であいましょう」は音楽、ショートコメディー、踊りなど多彩な内容で放送された音楽バラエティーで、毎週30分間、生放送された。「目で見える音楽」を目指し、曲ごとにセットを変えるなどの斬新な番組作りは、テレビ放送初期に大きな影響を与えた。

 タレントの黒柳徹子(79)、俳優の故・渥美清さん、歌手の故・坂本九さんら人気スターが多数出演。人気コーナー「今月のうた」からは「上を向いて歩こう」(坂本九)「こんにちは赤ちゃん」(梓みちよ)「帰ろかな」(北島三郎)「遠くへ行きたい」(ジェリー藤尾)など、多くのヒット曲が生まれた。

 今回はテレビ放送60年を記念して43分枠で復活。オープニングとエンディングでは歌手・坂本スミ子(76)が歌った主題歌「夢であいましょう」を、歌手・高橋真梨子(64)と「この番組での音楽体験が原点」という歌手・さだまさし(61)がデュエットする。「今月のうた」では、さだが東日本大震災の被災地に向け、新たに書き下ろしたメッセージソングを披露する。

 音楽コーナーではさだが名曲の数々をアレンジし、実力派歌手が熱唱。ショートコメディーにも豪華ゲストが出演予定だ。テレビの原点といえる番組の復活に、NHK関係者も「今のテレビ界に刺激を与える番組になれば」と期待している。

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