佐村河内守氏、原爆の風化に警鐘

 “現代のベートーベン”として話題の全聾(ろう)の作曲家・佐村河内(さむらこうち)守氏(49)が13日、都内で新作「ピアノ・ソナタ 第2番」の完成発表会を行った。東日本大震災の被災地・宮城県女川町で出会った少女の母の鎮魂のために作った「レクイエム・イ短調」をスケールアップさせた楽曲。自身が広島県出身の被爆者2世ということもあり、「世の中の原爆の記憶が年々風化していることを感じています。3・11もそうなってはいけないと思い曲を作りました」と警鐘を鳴らしていた。

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