芸能界きっての“雨男”を自認する歌手・山川豊（５４）が、その“異名”を逆手にとって「雨」をテーマにしたアルバム「山川豊　全曲集‐忍ぶほど雨の行方に射す光‐」を６日に発売することが３日、分かった。発売記念として「アメオトコ川柳」も募集する。

　山川は「イベント時は必ず雨が降る」と自ら嘆く雨男。昨年も屋外イベントはほとんど雨。ゲリラ豪雨もあった。そんな姿に関係者が「雨男なら雨がテーマのアルバムを作ろう」と提案。山川もＯＫして実現した。

　収録曲は「霧雨のシアトル」「雨物語」「しぐれ川」などズバリ雨の楽曲に加え、雨＝水にまつわる曲も。もちろん代表曲「“アメ”リカ橋」などシングル曲も入る。

　また発売企画の「アメオトコ川柳」は、雨をテーマに前向きな気持ちになれる作品を募集。さらに「ヤマカッパ」「ユカタッパ」の新キャラクターをプリントした雨カッパまで制作。徹底的に雨にこだわった。

　サブタイトル「忍ぶほど雨の行方に射す光」は、山川が詠んだ川柳で「困難の向こうには必ず希望の光がある」の思いを込めたもの。「雨が降り、晴天があってこそ作物は育ちます。避けられない災難を乗り越えて、人の優しさに触れたり強くなれることもある」と山川。雨降って地固まってのヒットを誓う。川柳の応募、雨カッパの詳細は公式ＨＰへ。