西村優菜 完全優勝で米ツアー初V 渡米4年目悲願!日本勢通算20人目「やり続けてきたことがつながった」
「米女子ゴルフ・アーカンソー選手権・最終日」(27日、ピナクルCC=パー71)
西村優菜(26)=スターツ=が米ツアー初優勝を果たした。初日から単独首位を譲らない完全優勝。5打リードで迎えた最終日は66で通算21アンダーに伸ばし、2位に5打差をつけた。日本ツアー通算6勝の西村は23年から米国を主戦場としている。日本勢の米女子ツアー優勝者は通算20人となった。
渡米4年目で念願を遂げた。後続に5打差をつけて迎えた最終日。西村は「朝からずっと緊張感があった」と明かす。伸ばし合いの中で6ホールを終え1バーディー、2ボギー。リードはみるみる消えたが、冷静さは失わなかった。
「並ばれたくらいの方が気持ちが楽。しっかり攻めよう」。8番でバーディーパットを決め、11番ではバンカーから直接入れて伸ばす。14番(パー5)は「完璧な」1、2打目からイーグルを奪い再加速した。
昨年は21戦で8度、今年は前戦まで15戦で6度しか予選通過がなかった。深く悩み、昨夏には米ツアー9勝の宮里藍さんに相談した。憧れの先輩も米初勝利は4年目。「どういう気持ちで戦っていたのか聞いて、そこから一つ一つ集中することをやり始めた」という。
それでもトンネルは抜け出せず「もう無理かもって何回も思った」。そんな状況で今月、参戦した日本ツアーで「応援してくれる人が結構いた。すごくエネルギーになった」と背中を押された。
「やり続けてきたことがあった。それが全部つながってきたのだと思う」。苦難を経ての歓喜に、涙がこみ上げた。夢の一つをかなえ、次の目標を問われると「メジャーです」ときっぱり答えた。
◇西村 優菜(にしむら・ゆな)2000年8月4日、大阪府堺市出身。5歳でゴルフを始めた。大阪商業大高卒。17、18年ナショナルチームメンバー。19年プロテストに一発合格。20年樋口久子・三菱電機レディースで初優勝を果たし、国内ツアー通算6勝。23年から主戦場を米ツアーに移した。150センチ、47キロ。
