強気と負けん気で新たなツアーの顔に 最後まで攻め続ける吉田鈴の決意

 「女子ゴルフ・ヨネックス・レディース・最終日」(7日、ヨネックスCC=パー72)

 単独首位で出た吉田鈴(22)=大東建託=が3バーディー、2ボギーの71で回り、通算8アンダーでツアー初優勝を果たした。2位と3打差でスタート。一時は1打差3位に後退したが、すぐに再逆転。最終18番をバーディーで締めくくり、新潟でうれしい1勝を手にした。姉の優利(26)は通算4勝を挙げており、姉妹での日本ツアー優勝は双子の岩井千怜、明愛に次いで4組目となった。

  ◇  ◇

 最後まで攻め続けたことで、吉田が悲願の初優勝を手にした。

 ルーキーイヤーだった昨年5月、「優勝するためには勝負師にならないといけない」と話したことがある。強気な姿勢で攻め続けることが大切だという意味で、「強いパッティングじゃないと伝わらない部分があると思う。3パットでもしょうがないくらいの気持ちがないといけない」と説明。「安全策を捨てて、どんどん攻めていきたい」と決意を口にしていた。

 2024年のプロテストは合格ラインぎりぎりの19位タイで、同年のQT(予選会)は前半戦の出場権を何とか確保できる36位だった。昨季はシード権にあと一歩のポイントランキング51位。新人で今季前半戦の出場権を手に入れても、「今年の一年で駄目だったところを繰り返さないことが大切」と笑顔を見せなかった。

 昨季よりドライバーの飛距離が10ヤード近く伸び、マネジメントが変わったようだ。パーオン率や平均パット、パーセーブ率などが昨季より下がっても、上位を争うことが多くなっているのは慣れだけではないだろう。強気な姿勢と負けん気の強さで、新たなツアーの顔になる可能性が出てきた。

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