鈴木愛「5倍くらい拍手ちょうだいよ」難コース攻略で首位と1打差の2位
「女子ゴルフ・ツアー選手権リコー杯・第2日」(28日、宮崎CC=パー72)
2アンダー、8位からスタートした鈴木愛(31)=セールスフォース=は5バーディー、2ボギーの69で回り、通算5アンダー、首位と1打差の2位につけた。
今季は秋口に来て、ミヤギテレビ杯ダンロップ女子オープンから2週前の伊藤園レディースまで6試合連続の予選落ち(伊藤園の前週、TOTOジャパンクラシックの5位は予選落ちがないため除外)という自己ワーストの不調に見舞われた。
TOTO以降は復調気配にあり、ここへ来て「昨日、今日はショットが安定して、気持ちよくドライバーを打ててる分、チャンスが多いかな」という。
鈴木にとっては、挑戦意欲をかき立てられるコースではある。「フェアウエーからでも『どこ打つんだよ』と思うくらい、“点”で落とさないとグリーンに止まらない」という、硬く締まったグリーンの攻略に全精力を注ぎ込んでいる。
「その難しさが(ギャラリーに)伝わってないんじゃないかな」とも。「ここは乗っただけでも拍手が欲しい。『5倍くらい(大きな拍手を)ちょうだいよ』って思いますねえ」と笑う。
そんな中での好プレーは復調をイメージさせるが「まだこの調子で優勝できるほど甘くないと思います。それより少しは来年に向けての兆しが見えたら」と控えめに、今シーズン残り2ラウンドへの思いを口にした。





