渋野日向子 巨人前監督・原辰徳氏の金言に感激「大谷だって好不調あるでしょう」 強気パットに「それが“しぶこ”だろ」
「女子ゴルフ・延田グループ・マスターズGCレディース」(23日開幕、マスターズGC=パー72)
女子ゴルフの延田グループ・マスターズGCレディースは23日に兵庫県三木市のマスターズGCで開幕する。22日はプロアマ戦が行われ、3週連続で国内ツアーに出場する渋野日向子(26)=サントリー=は、プロ野球・巨人前監督の原辰徳氏(67)らとラウンド。成績が上向かない現状にある中、原氏からの数々の金言が大いに響いた。
意外にも「ラウンドは初めて。お互いテレビで見る人だったから」と原氏。絶好の機会を逃すまいと、渋野は原氏に多くの質問を浴びせた。
「今までに誰が一番バッティングがうまかったですか?」という問いには「高橋由伸と阿部慎之助」という答えが返ってきた。さらに「手を前に出しながら、体は逆に動くような、ツイストする動き。ゴルフだと桑木(志帆)さんに近いかな」と、野球とゴルフを絡めた解説も付いた。
ショットに関しても「キャンプ初日とかはバットとボールは硬いもの同士がぶつかる感じ。これが、ゴムとゴムのような感覚でバットをしならせて(シーズンに向け)仕上がる」という言葉をもらった。渋野は「私もそういうところを求めている。やっぱり大事なんだ」と、自身の目指す方向が間違ってなかったことを再確認した。
帰国直前、今月初めのロッテ選手権まで米ツアーは4週連続で予選落ちした。国内ツアーのスタンレー・レディースホンダも予選落ち。前週の富士通レディースは首位発進も、2日目から崩れて40位に終わった。
この日のラウンドでも「弱いパットを目の前で見せてしまった」というが、強気のパットをねじ込んだ際には「それが“しぶこ”だろ」と励まされた。原氏の「世界を取った方。(ドジャースの)大谷だってそう(好不調はある)でしょう。彼女もそういうところで戦っているんだから」とのエールに「すごくうれしい」と前向きになれた。
予選ラウンドは同じ黄金世代の河本結、大里桃子と同組。「すげー、面白れえ組!ゆいPも桃子もはい上がって勝ってきている選手。負けたくない」とこれも好材料。復活への舞台は、整っている。





