金谷拓実 日本勢最高4位 米ツアー自己最少「62」 会心9バーディー、ボギーなし「いいプレーができた」
「米男子ゴルフ・ベイカレント・クラシック・レクサス・最終日」(12日、横浜CC=パー71)
日本で新規開催の米男子ツアー大会で、金谷拓実(27)が9バーディー、ボギーなしの62をマークし、通算14アンダーで日本勢最高の4位に入った。東京五輪金メダルのザンダー・シャウフェレ(米国)が64で回り、通算19アンダーで今季初勝利、通算10勝目を挙げた。比嘉一貴が通算9アンダーで18位。松山英樹(33)=LEXUS=と米沢蓮がさらに1打差の20位だった。石川遼は6オーバーで69位。
唯一の日本開催の米男子ツアーを自己最高位となる4位で締めくくった。金谷は前半から五つのバーディーを奪取。後半も積極的なプレーで好機を演出し、15番は約4メートルのパットを沈めるなど3連続バーディーでスコアを伸ばした。米ツアー自己最少の62をマークして、日本勢最上位。「前半から、いいプレーができた。積み重ねてきた結果が今日は出たと思う」と充実の汗を拭った。
米ツアーに本格参戦した今季はトップ10入り2度、予選落ち15度と苦戦。100位以内に与えられる来季のシード権獲得に向け、今大会での大量ポイント獲得が重要だった。4位フィニッシュを果たし、年間ポイントランキングは113位に上昇し、望みをつないだ。「最後までチャンスはある。とにかく自分らしいプレーを続けたい」とうなずいた。
次週は、優勝者が来季のマスターズの出場権を得る日本オープン選手権(16日開幕、栃木・日光CC)に出る予定だ。最後は連日声援を送った日本のファンに向け「応援は力になるし、今週もそれがすごく身に染みた。いいプレーができたのも応援の力があったから。すごく支えになった」と感謝した。




