男子ゴルフ 松山は悔しい20位「ライン読みしっくりこないまま最後まで」ファンには感謝「日本じゃなかったら気持ち折れてた」
「米男子ゴルフ・ベイカレント・クラシック・レクサス・最終日」(12日、横浜CC=パー71)
22位から出た松山英樹(33)=LEXUS=は4バーディー、ノーボギーの67で回った。前身のZOZOチャンピオンシップ21年大会以来の優勝を狙ったが、通算8アンダーの20位フィニッシュとなった。
初日の強風、3日目の雨と打って変わり、この日は風速1・3メートルの曇りと上々のコンディション。4番、6番でバーディーを奪うと、前日にトリプルボギーをたたいた14番もパーセーブ。後半では2つスコアを伸ばした。4日間を通して最高の67を記録したが、パットが定まらずバーディーを逃したホールもあった。「3日間に比べたらバーディーパットを打つ回数が多かったのでスコアを伸ばせるかなと思っていたけど、なかなかラインの読みがしっくりこないまま最後までいってしまった」と唇をかんだ。
今大会は米ツアー唯一の日本開催。指定練習日も含め、連日大勢のファンに見守られた。松山は「日本じゃなかったら気持ちは折れていた」と率直な心境を明かしつつ、「自分自身のプレーがあまり良くなかったけど、その中でも最後までついてきてくれたギャラリーには感謝したい」と語った。
これで松山にとってのPGAツアーは一区切り。開幕戦で優勝した後は10位以内がなく、苦戦した年となった。「来年以降はここに照準を合わせて頑張っていきたい。トップ10なく終わったので、来年は最初から良い状態で挑めるように準備したい」と前を向いた。


