渡辺彩香 41人抜き!大爆発5打差8位浮上 メジャー初制覇へ好機到来「うまく調子とかみ合った」

 「女子ゴルフ・日本女子オープン選手権・第3日」(4日、チェリーヒルズGC=パー72)

 49位から出た渡辺彩香(32)=大東建託=が8バーディー、ノーボギーでパー72での大会ベストスコアに並ぶ64をマーク。通算10アンダーとし、8位に急浮上した。堀琴音(29)=ダイセル=が68で回って通算15アンダーで首位をキープ。1打差の2位にアマチュアの広吉優梨菜(15)=福岡第一高1年=が続いた。

 怒とうのバーディーラッシュでリーダーズボードを駆け上がった。2アンダーの49位から出た渡辺がボギーなしの8バーディーで、パー72での大会ベストスコアに並ぶ64をマーク。41人抜きで8位に順位を上げ、V戦線に浮上した。「今週はまあまあ調子もいいし、コースもメジャーっぽくなくて、うまく自分の調子とかみ合って、いいプレーができたかなと思います」と笑みがこぼれた。

 1、2番の連続バーディーで波に乗った。7番でも伸ばすと、9番からは3連続バーディー。9番パー4は1打目を3番ウッドで約300ヤードのビッグドライブで、残り90ヤードを3メートルにつけた。最終18番パー5でティーショットを池に入れてピンチを迎えたが、落ち着いて3打目をグリーン手前に運んでパーセーブした。

 日本女子オープンは2018年の8位が最高位だが、22年は60位、23年は予選落ちと近年は相性が良くない。飛距離を武器にする渡辺だが、その分、曲がりも大きい。「私のティーショットではメジャーのセッティングは厳しい」と半ばあきらめの気持ちもあったが、今大会はフェアウエーも広く、予選通過ラインが大会史上最少スコアになるなど、上位勢も伸ばし合いとなっている。さらにこの日は雨でグリーンも止まりやすかった。バーディー合戦なら渡辺も望むところだ。

 7月の大東建託・いい部屋ネットレディースで3年ぶりとなる通算6勝目を挙げており、今季2勝目、そしてメジャー初優勝のチャンスも膨らんできた。トップと5打差で迎える最終日。「優勝という意識は正直、あまりない」と言うが、連日のビッグスコアをたたき出せれば、頂点に手が届く可能性は十分にある。

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