安田彩乃が首位発進「一打一打に集中」未勝利30歳、大舞台で会心ラウンド「やってきたことが身についてきた感じ」
「女子ゴルフ・日本女子オープン選手権・第1日」(2日、チェリーヒルズGC=パー72)
ツアー未勝利の30歳、安田彩乃(フリー)が7バーディー、ボギーなしの65で首位に立った。堀琴音、森田遥、高木優奈が1打差の2位。67の5位に前週ツアー初勝利を挙げた菅楓華や神谷そら、桑木志帆、アマチュアで15歳の広吉優梨菜ら11人が並ぶ混戦。今季日本ツアー初参戦の古江彩佳は68で16位につけた。
地区予選から勝ち上がってきた安田彩が、大舞台で会心のスタートを切った。「ショットが良かった」と、ツアーでの自己ベストの65。ボギーなしで7バーディーを重ねてみせた。
8番(パー4)はラフから残り100ヤードの2打目が「もうちょっとで入りそうだった」というバーディー。グリーンを外したのは2ホールだけと、安定感があった。パーオンできなかった16番も、左足下がりで「キャディーさんと『ボギーでも仕方ないね』と話していた」という3打目のチップショットをカップに放り込んだ。
2018年に下部ツアーで1勝したが、実績は乏しい。今季も予選落ち17度。ただ、9月に入ってからの直近4試合は決勝ラウンドに進み「フィーリングが良くなってきた。やってきたことが身についてきた感じ」という。手応えを、スコアで示してみせた。
今大会は13年から6度目の挑戦。決勝ラウンド進出は一度だけと、壁は厚い。「結果は後からついてくる。自分と向き合って、一打一打に集中したい」。首位発進にも慢心はない。
◇安田 彩乃(やすだ・あやの)1995年6月6日、神奈川県茅ケ崎市出身。9歳でゴルフを始め、千葉明徳高に進学した。2016年7月にプロテストに合格。ツアーの最高成績は2018年マスターズGCレディースの3位。昨季は7試合に出場し、NEC軽井沢72の30位が最高。趣味はネイル、ライブ観戦。162センチ、58キロ。





