内田ことこ ツアー初&完全V 地元・北海道で史上3人目快挙 圧倒!2位に6打差「4日間、ショットが安定していた」

 優勝パットを沈め、笑顔を見せる内田ことこ(撮影・武藤健一)
 初優勝に涙を見せる内田ことこ
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 「女子ゴルフ・ミネベアミツミ・レディース北海道新聞カップ・最終日」(13日、真駒内CC=パー72)

 地元北海道出身の内田ことこ(22)=加賀電子=が6バーディー、3ボギーの69で初日からの首位を守り、通算16アンダーで2位に6打差をつけ、ツアー初優勝を果たした。初優勝が初日から首位を譲らない完全優勝だった日本選手は、4日間大会では史上3人目。地元の大会で初優勝を決めたのは同12人目。2位は山城奈々、泉田琴菜、仲村果乃だった。

 初優勝や地元ファンからの声援に対する重圧を感じさせず、内田が圧勝。完全優勝で初Vを飾り「4日間、ショットが安定していた。朝から緊張していたが、悪い方向にはいかなかった」と満足そうだった。

 2位に2打差をつけてスタート。1番パー4は2打目がグリーンを越え、いきなりピンチを招いたものの、約15ヤードの3打目がカップイン。「パーで上がれれば、と思ったのがバーディーだったので良かった」と気持ちが楽になった。

 直後の2番など3ボギーをたたいたものの後続にも勢いがなく、2打差以内に迫られることはなかった。15番までリーディングボードは見ないようにしていたので独走状態とは知らなかったようだが、優勝を確実にしていた最終18番でも約6メートルのバーディーパットを決めるなど、最後まで気の緩みはなかった。

 コロナ禍で延期された2021年6月のプロテストに合格。23年に初のシードを手にしたが、考え過ぎてミスすることが多く、あまり優勝争いに加わることはなかった。支えになったのは島中大輔キャディーだ。専属ではないものの、プロ1年目からタッグを組むベテランキャディーの助言に支えられることが多く「心強い存在。悩みとかがあっても、私のことを理解してくれる」と頼もしく思っている。

 地元の大会で初優勝を飾ったのは服部道子、宮里藍、上田桃子、成田美寿々、竹田麗央らに続く12人目。「まだまだシーズンは半分。複数回優勝を目指す」とさらなる飛躍を誓った。

 ◆内田ことこ(うちだ・ことこ)2002年10月4日、北海道南幌町出身。6歳からゴルフを始め、北海学園札幌高に進学した。2021年6月にプロテストに合格した。昨年までの最高成績は、24年の宮里藍サントリー・レディースの3位。本名は「内田琴子」で同姓同名のプレーヤーがいたため、「ことこ」を登録名にしている。趣味は買い物。159センチ、55キロ。

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