山路晶 2週連続今季ベスト発進 ショット好調で3打差6位 父・哲生氏は東北福祉大野球部監督で日本一に 勢いに乗って初Vだ

 9番でバンカーショットを打つ山路晶
 12番でティーショットを放つ山路晶
2枚

 「女子ゴルフ・アース・モンダミン・カップ・第1日」(26日、カメリアヒルズCC=パー72)

 山路晶(26)=森六グループ=が4バーディー、1ボギーの69で回り、首位と3打差の6位と好位置からのスタートになった。首位は8バーディー、2ボギーで66の河本結(26)=RICOH。1打差2位に菅沼菜々が続く展開となった。またホステスプロ・笹生優花(24)=アース製薬=は15番パー3で「7」をたたくなど4オーバー、107位と出遅れた。

 山路が前週のニチレイ・レディースに並び、第1ラウンドでの今季ベストスコアを出した。前週は最終的に35位にとどまったが、球筋を以前のフェードに戻したことで「ボールがコース内にあるのでゴルフが楽」と、ショットの手応えが好調につながっている。

 21年のニトリレディースで自己最高の3位など、フェードで結果を残していたが、当たりの薄さを気にしてその後、ドローに挑戦。以降、なかなか上位に顔を出せなくなっていた。

 それを今季、再びフェードに戻した。その回り道が、ただのフェードボールではなく「つかまってからのフェードを打てるようになった」と、より理想的な球質を打てるところに進化した。

 15日に行われた全日本大学野球選手権決勝で、父・哲生氏が監督を務める東北福祉大が7年ぶり日本一を果たした。山路は「みんなが(父を)『すごい人』って言うんですけど、私はめちゃ友達の感じ」と笑う。また兄の幹(28)も前週のACN(下部)ツアー、ジャパンクリエイト・チャレンジで、2位で最終日を迎える(結果は38位)など、力を示した。家族で連絡を取り合い、それぞれの健闘を誓い、勝利を喜び合った6月。次は、自身の初Vだ。

 目標は二つ。一つは今大会のパー3で2ホールが1000万円、2ホールが600万円と高額なホールインワン賞の獲得だ。「また明日ですね」と、21年リゾートトラスト・レディースで同一ラウンド2度のホールインワン記録を持つ山路らしい。そして「今日、最後に打っちゃったので、ノーボギーを目指します」。その先に初戴冠が待つと信じて、突き進む。

 ◆山路 晶(やまじ・あきら)1998年9月10日、仙台市出身。8歳でゴルフを始める。中学2年時に中嶋常幸に師事、東北高卒業後の19年にプロテスト合格。過去最高位は21年、ニトリレディースの3位。身長166センチ。所属は森六グループ。

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