川崎春花 不倫報道後5戦欠場「お騒がせしてすみませんでした」涙の謝罪 今季初参戦へ「精いっぱい頑張る」
「女子ゴルフ・KKT杯バンテリン・レディース」(18日開幕、熊本空港CC=パー72)
国内女子ゴルフツアーのKKT杯バンテリン・レディース(熊本県菊陽町・熊本空港CC)は18日に開幕する。17日は同コースでプロアマ戦が行われた。週刊誌でキャディーとの不倫を報じられた後、開幕から5試合欠場していた川崎春花(21)=村田製作所=も出場。ラウンド終了後は取材に応じ、涙ながらに「お騒がせしてすみませんでした」と謝罪した。
渦巻く胸の内を整理しようとするほど、言葉より先に涙があふれ出た。会見に応じた川崎は目を腫らしながら自ら口を開き「お騒がせしてすみませんでした」と、頭を下げた。
開幕から5試合続けて欠場。14日にはマネジメント会社を通じ「さまざまなご意見、ご指摘があることから自粛させていただき、しばらく反省期間を取っておりました」と欠場理由を説明した。
その中では「一連の報道により世間をお騒がせしまして誠に申し訳ありませんでした」など、3月に週刊誌でプロキャディーとの不倫を報じられた件に対してと思われるコメントも出した。これまでの自粛をスポンサーなどにわびるとともに「KKT杯バンテリンレディースオープンより出場させていただくことといたしました」と、今大会の出場を表明していた。
会見では冒頭に頭を下げて以降、涙でなかなか言葉が出てこない中でも懸命に質問に答えた。この日のプロアマ戦でラウンドした手応えについて「あんまり(よくない)、(距離感も)全然」と声を絞り出した。
それでもいちプロゴルファーとして、久々にラウンドできる喜びについて「はい」と少し、ほおを緩めた川崎。本戦に向け「精いっぱい、頑張ります。これから練習して、準備して、できることをやりたい」と心機一転の戦いの場へ、必死に前を向いた。
◆川崎 春花(かわさき・はるか)2003年5月1日生まれ、21歳。京都市出身。7歳からゴルフを始め、大院大高3年時の21年にプロテスト合格。ルーキーイヤーの22年には日本女子プロゴルフ選手権コニカミノルタ杯を史上最年少でプロ初優勝など、通算5勝。158センチ、51キロ。所属は村田製作所。





