松山英樹 出遅れ8打差38位 アーメンコーナーで暗転…12番強風、13番ピン直撃で3打落とした「あちゃー、という感じ」

 第1ラウンド、8番でティーショットを放つ松山英樹
 18番でバーディーパットを外す
2枚

 「米男子ゴルフ・マスターズ・第1日」(10日、オーガスタ・ナショナルGC=パー72)

 日本勢でただ一人出場した松山英樹(33)=LEXUS=は2バーディー、1ボギー、1ダブルボギーの73で38位と出遅れた。トップとは8打差。元世界ランキング1位ジャスティン・ローズ(英国)が65で回り、トップ。大会2連覇を狙うスコッティ・シェフラー(米国)は3打差の2位で続いた。メジャー4大会完全制覇が懸かるロリー・マキロイ(英国)は72の27位発進となった。

 魔女の手招きに、松山ですらあらがうことができなかった。7、8番の連続バーディー、9番では4メートルのパーパットを沈め、気分よく後半へ向かった、はずだった。

 10番は右手前バンカーからのパーセーブ。ここから、過去数え切れないほど選手たちを翻弄(ほんろう)してきたオーガスタ名物のアーメンコーナー(11~13番)に入っていった。

 11番は右手前からのアプローチをうまく寄せて、2ホール続けてのナイスパーをセーブした。しかし、12番パー3。「打った瞬間に(逆)風が吹いて」と、真っすぐピン方向に出ていったティーショットが、わずかに届かず手前バンカーに捕まった。2打目をピン上1メートルに寄せたが、パーパットはカップ右縁をすり抜け、初のボギーになった。

 気を良くした?魔女がさらに牙をむいたのが、13番パー5だ。ティーショットがわずかに右のラフにかかったため、松山は刻みを選択。残りジャスト80ヤードからの3打目は、これまたピンを刺す完璧に思えたショットだった。しかし、カップ数十センチ手前で弾んだボールはピンに当たり、無情にもフェアウエーとグリーンの間を流れるレイズ・クリークに吸い込まれていった。

 十分なバーディーチャンスにつけられそうなショットだっただけに「いいアプローチだったんですが。(弾かれるのを見て)あちゃー、という感じ」と苦笑するしかなかった。

 ここをダブルボギーとし、結局アーメンコーナーで3打落とした。ただ、狙い通りのショットが不可抗力の不運に見舞われただけだ。「もっとバーディー取れるよう頑張りたい」。残り3日。女神のほほ笑みを待つだけだ。

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