藤田かれん レギュラー本格参戦1年目も“かれん”に最終組へ ピンチも「完璧」に沈める「明日も集中して回りたい」

 「女子ゴルフ・リゾートトラスト・レディース・第3日」(25日、関西GC=パー72)

 レギュラーツアー本格参戦1年目で、3位から出た藤田かれん(23)=ライク=が1バーディー、ボギーなしの71で通算9アンダーとし、3位。首位と3打差から自身初の最終日最終組を回る。通算12アンダーの首位はツアー初勝利を目指す金沢志奈。1打差の2位に岩井明愛が続いている。

 初体験の最終組。藤田の9番パー4に、この日一番のピンチが訪れた。第2打をグリーン左のバンカーの、さらに左のラフに打ち込んだ。しかし「ピンまで25ヤード。手前のエッジに2クッション入れなければいけないアプローチだった。完璧だった」と想定していた2メートルにつけ、パーパットをしっかり沈めた。

 10番パー5ではピンまで240ヤードを2オン。5メートルのイーグルチャンスは外して悔しがったが、2パットのバーディーを奪った。「久しぶりにボギーフリーで回れた」と充実感を漂わせた。「苦手のアプローチが本当によくなってきた。その分、ショットを攻めていけたり、恐怖心を持たずに寄せができる」という。

 2021年秋のプロテストに竹田麗央や桜井心那、川崎春花、尾関彩美悠らとともに合格したが、レギュラーツアーは通算19試合目。今季はQT(出場予選会)ランク3位で前半戦の出場権を獲得した。

 第2戦の明治安田レディスは2位、前週のブリヂストン・レディスは7位。もう臆することはない。「明日も集中して回りたい」と心の奥で初Vを狙う。

 ◆藤田かれん(ふじた・かれん)2000年8月14日、滋賀県米原市出身。7歳のときにゴルフを始め、彦根総合高を卒業。21年11月にプロテストに合格した。22年はツアー4試合中、2試合で予選を通過。昨年は出場したツアー2試合とも予選落ちした。今季は2戦目の明治安田レディスで2位に入った。162センチ。

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