鈴木愛 3打差で首位発進!思い出の地で開催の全米女子オープン「絶対に出たい」

 10番でバーディーパットを決めた鈴木愛
 第1日、7アンダーで首位の鈴木愛
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 「女子ゴルフ・明治安田レディス・第1日」(7日、土佐CC=パー72)

 鈴木愛(29)=セールスフォース=が8バーディー、1ボギーの65をマーク。2位に3打差をつけ、昨年8月のゴルフ5レディース以来の首位発進を決めた。2015年に海外メジャー初出場となった思い出のコース、米ペンシルベニア州・ランカスターCCで開催される全米女子オープン(5月30日開幕)出場を狙うためにも、19年大会以来の大会2勝目で世界ランキング上昇を目指す。68で回った前年覇者の吉本ひかる、神谷そら、川崎春花、藤田さいきが3打差の2位につけた。

 鈴木が上がり4ホールでゾーンに入った。14番のボギーから一転の猛攻。15番はグリーン手前バンカーから70センチにピタッと寄せると、得意のパターも決まり16番は4メートル、17番は7メートルをねじ込んだ。最終18番は2メートルを沈めて圧巻の4連続バーディー。2位に3打差をつけ、混戦の上位から頭ひとつ抜け出した。

 体を鍛え直し、手応えをつかんだ。ここ6年ほど、オフの12月はあえてほとんどクラブを握らない。特に今季に向けて、その期間は意欲的に体をいじめ抜いた。週4回はハードに下半身と体幹の強化に集中した。効果は早くも表れ、アップダウンの激しい土佐CCの中でも、特に足腰に負担がかかる打ち上げの8番を涼しい顔でバーディー。「体もだいぶ軽くて、足がすっと上がった」と疲れとは無縁でスコアを伸ばした。

 「(3月末の)ヤマハ(レディース葛城)くらいまでに、早く勝ちたい」と鈴木。今季序盤での優勝を強く望むのには理由がある。「今年は絶対に(5月の)全米女子オープンに出たい。一番最初にチャレンジしたコースと一緒なんで」。2024年は海外メジャー初出場となった15年大会と同じ、ランカスターCCでの開催だからだ。

 初の世界の大舞台で衝撃を受けた。「ラフも深くて、芝も粘っこくて。5番の左ドッグをショートカットする人がいるけど、日本じゃ考えられなくて」。9年たっても頭に焼き付く思い出の地に再び-。世界ランキング75位以内の出場資格は、4月3日時点が1度目の締め切り。現在83位からの上昇へ、大きなチャンスをものにしたい。

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