石川遼「文字映えするコメントでなくてほんとに申し訳ない」 今季最終戦の日本シリーズJTカップ

 プロアマ戦で引き締まった表情を見せる石川遼(撮影・伊藤笙子)
 プロアマ戦で笑顔を見せる石川遼(撮影・伊藤笙子)
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 「男子ゴルフ・日本シリーズJTカップ」(30日開幕、東京よみうりCC=パー70)

 過去2度優勝の石川遼が29日、プロアマ戦に出場するなどして最終調整した。今季最終戦となるメジャー第4戦を「自分なりに掲げているテーマと向き合う今年最後の4日間」と位置付けた。

 前週、ホストプロとして臨んだカシオ・ワールドオープンは、13度目の出場で初の予選落ち。全体的なゴルフの調子は悪くない中でスコアを崩す要因を“見える化”した結果、テーマは「防げるミスは防ぎたい」に「自分の中でまとまった」という。

 一見、地味で「文字映えするコメントでなくてほんとに申し訳ない」。ただ過去3年間、取り組んできたスイング改造を終えて臨むシーズンで「調子が全体的に悪くないからこそ、結構見えてきた部分がある」と次のステージにつながる重要なテーマでもある。

 日本人最上位だった米ツアーのZOZOチャンピオンシップなどでは「確率は低いけど、この1回だけうまくいってくれ」というショットが決まったり「やっちまったなみたいなミスをしても、なんかパーセーブできたり」。逆に三井住友VISA太平洋マスターズ以降の3試合ではそのような「希望的観測」は通用せず、悪いスコアとなって露呈した。

 それに気づいて迎える最終戦。「先週で終わりだと、来年まで持ち越し」になるが、試合の中で「目の前の自分の課題に向き合えるすごくいい機会」がまだ残っていた。

 優勝経験のある相性のいい大会だからこそ、自分の中の甘えは排除する。「頼むからうまくいってくれ、みたいなメンタルではやっぱやりたくない。中途半端な気持ちで臨みたくない」とプレーする。

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