昨季年間ランク2位の西郷真央が3アンダーで12位発進 4戦12ラウンドぶりの60台
「女子ゴルフ・アクサ・レディース・第1日」(24日、UMKCC=パー72)
昨季年間ランキング2位の西郷真央が4バーディー、1ボギーの69で周り、3アンダーで12位につけた。西郷が60台でラウンドしたのは昨年11月の大王製紙エリエール・レディースの第1ラウンド以来、4戦12ラウンドぶり。
「久しぶりに60台の数字を見た。よかった」。ホールアウト後、西郷が表情を崩した。前半の7番パー3は第1打がグリーンをオーバーし、ボギーが先行。それでも続く7番パー5で残り225ヤードを5番ウッドで2オンに成功し、バーディーを奪ってバウンスバックした。
さらに10番パー5でも残り227ヤードの第2打を再び5番ウッドでピン手前6メートルにつけてイーグル逃しの連続バーディー。後半にさらに二つスコアを伸ばし、69をマークした。
昨季最終戦で予選落ちのないツアー選手権リコー杯は、80台が3度の35オーバー。ティーショットが乱れゴルフにならなかった。
オフはトレーニングに打ち込み、下半身が一回り大きくなったが、その結果、飛距離が伸びて、今度は縦距離が合わなった。今季自身初戦の米女子ツアー、HSBC女性世界選手権でも3日目に85をたたいたが、ようやくショットの感覚がかみ合ってきた。
師匠の尾崎将司からは「ダイナミックにやってこい」と助言されたというが、この日も「(ダイナミックに)振り切った方が曲がらない。その通りだと思った」と、パー5での2バーディーにつながった。
残り2日へは「きょうはかなりうまくいった方なので求めすぎず、気持ちよく振ることにフォーカスしてプレーしたい」。昨季序盤に出場10試合で5勝。強い西郷に戻りつつある。




