古江彩佳は9位発進 MLBレジェンドのパワーに仰天「常に置いていかれた」
「米女子ゴルフ・ヒルトングランドバケーションズ・チャンピオンズ・第1日」(19日、レークノナ・クラブ=パー72)
古江彩佳(22)=フリー=が5バーディー、4ボギーの71で回り、9位発進した。70で回った笹生優花が首位と3打差の7位。畑岡奈紗は古江と同じく71で回り、9位に並んだ。ブルック・ヘンダーソン(カナダ)が67で首位。大会出場は過去2年間のツアー優勝が条件で、29人が著名人とペアを組み予選落ちなしで争う。
まずまずの滑り出しだ。初めてのコースに強風が吹き荒れ、古江は「久しぶりな分、ちょっと細かい動きはできなかった」と若干苦戦気味。それでも昨年から米女子ツアーに参戦し、2年目の門出は1アンダー発進だ。
プロアマ形式で行われ、大リーグのレジェンドたちと同組となった。7度のサイ・ヤング賞を受賞したロジャー・クレメンス氏(60)と、最多勝経験もあるジョシュ・ベケット氏(42)とラウンド。豪快なショットを次々に放ち、古江は「(ティーショットは)常に置いていかれた。野球選手のパワーを感じた」と目を丸くした。
インから出た10番パー4は3オンでボギースタートも、古江は触発されたかのように16番、17番で連続バーディーを奪うなど前半を3アンダーで折り返した。5番でもスコアを伸ばして一時は首位に立った。
しかし、6番からは痛恨の3連続ボギーをたたき、終盤は失速。ただ、笑顔を絶やさず「明日もうまく楽しんで、しっかり自分のゴルフができたら良いなと思う」と前を向いた。