全米女子アマVの馬場咲希「目指してはいたけどびっくり」優勝会見「今は帰りたくない」

27ホール目でバーディーパットを決め、ガッツポーズする馬場咲希。日本勢として37年ぶり2人目の優勝を果たした
日本勢として37年ぶり2人目の優勝を果たし、喜ぶ馬場咲希
日本勢2人目の優勝を果たし、キャディーと抱き合って喜ぶ馬場咲希
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 「女子ゴルフ・全米女子アマチュア選手権・決勝」(14日、ユニバーシティープレース・チェンバーズベイ=パー73)

 36ホールのマッチプレーで行われ、馬場咲希(17)=日本ウェルネス高=がカナダ選手を11アンド9で下し、日本勢では、1985年の服部道子以来となる優勝を果たした。

 優勝決定から2時間後に記者会見に臨んだ馬場の一問一答は以下の通り。

   ◇  ◇

 -優勝から時間がたって、今の気持ちは。

 「すごくうれしい。だけど、あまり信じられない。終わったときも『え?』と思った」

 -決勝を振り返って。

 「1ラウンド目(最初の18ホール)で7アップしたときは実感が湧かなくて、このままアップし続けて早く勝ちたいと思ってプレーした。きょうはパターがよく、自分の思い通りに打てて相手にプレッシャーを与えられたと思う」

 -ハウスキャディーだった。

 「キャディーさんがすごくよくて、グリーンの傾斜をよく分かっていて、ショットのときもここに打てばここに転がると分かっていて助かった」

 -この優勝で来年の全米女子オープン、全英女子オープンに出られる。

 「全米と全英に出られることは分かってて、ここだけを思ってプレーした。今年の全米女子オープンに出て、来年はペブルビーチでやると知ったので、出たいと思っていた」

 -米国の試合に出たいか。

 「出たいと思っている。米国に来たいと思う」

 -決勝戦の前はどんな気持ちだったか。

 「きょうの朝、ここまで来たら勝つしかないなと自信をつけた。ラウンド中も勝てると思いながら自信を持ち続けた」

 -大会前はどんな気持ちだったか。

 「米国に来る前は、米国のアマチュア選手のレベルが分かっていなかった。大学生も出るからレベルが高いから、優勝を目指していたが本当に優勝できるとは。目指してはいたけど(実際に優勝して)びっくりした」

 -優勝してサインとか書いた。

 「こんなに書くの?と思った。優勝したんだなとジワジワと実感が湧いてきた」

 -米国の大学に進みたいのか、ツアーに出たいのか。

 「大学に行きたいという思いもある。でもツアーに出たい。今、(日本に)帰りたくない」

 -18ホール後の休憩が長かった。

 「前半がいい流れだったので、休憩で流れが変わらないようにしようと思った」

 -全米女子オープンや全米女子アマに出場して何を学んだか。

 「コースが全部日本にあるようなコースじゃない。外国にはこんなコースやグリーンがあると知った。外国人選手の飛距離、ショットの精度、何が違うか分かった」

 -米国と日本の違いは。

 「準決勝、決勝とギャラリーもいたが、会場に入ったときの盛り上がりや、試合前にお祭りもあり盛り上がり方が違うと思った」

 -ゴルフを始めたきっかけや、ここまでの歩みは。

 「5歳で初めて小学3年生くらいで初めて試合に出た。5年生で全国大会に出て、高校1年でやっと全国大会で上位にいけるようになった。レギュラーツアーに出て目標が明確になった。こうなりたいというイメージが湧いて、高校2年生になってレベルアップできている」

 -今後の予定は。

 「20日から世界アマに出ます」

 -いつプロになるのか。

 「分からない…。来年のプロテストは受ける予定」

 -37年前にこの大会を制した服部道子さんと会ったらどんな話をしたいか。

 「えー。全米女子アマの話をしたい。当時の話を聞きたい」

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