久常涼 欧州帰り19歳 ぶっつけ38位も「楽しい」練習ラウンドもできず

 「男子ゴルフ・中日クラウンズ・第1日」(28日、名古屋GC和合C=パー70)

 前週は欧州ツアーに参戦したため練習ラウンドもできずにぶっつけ本番となった久常涼(19)=SBSホールディングス=が4バーディー、3ボギーの69で回り、38位で初日を終えた。61をマークしたアンソニー・クウェイル(オーストラリア)が首位に立ち、2打差の2位に今野大喜。さらに3打差の9位に上田敦士がつけた。

 18番を終えると、久常は残る力を振り絞りクラブハウスへつながる坂道を上った。「疲れている。しんどい。でもスペインへ行っただけで、これだけ注目してもらえる。頑張りがいがあって楽しい」。表情に疲れは感じさせなかった。

 2週前の関西オープンが終わると、すぐにスペインへ向かい、欧州ツアーのISPSハンダ選手権に参戦した。予選落ちして24日に帰国。3日間の隔離が明けたこの日、新型コロナの陰性証明書を携え、岡山県の自宅を朝5時に車で発ち、午前8時半ごろ会場入りした。2時間ほどパットとアプローチを確認し、練習場で100球ほど打って1番ティーに立った。

 「不安はあったけど、欲もなかったので気楽にいけた」。1、2番で連続バーディーも、5番では2メートルあまりから3パットでボギーとつまずいた。アプローチとパットでしのぐ場面が目立った。

 欧州での学びも生かした。「ボールをコントロールする技術の必要性を肌で感じられたのはいい経験」。ボールを操る選手と回り、球筋と体の使い方のイメージがよくなったという。2日目もコースにもてあそばれないよう、自らがイメージした球筋で攻めていく。

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