渋野日向子「去年と変わったな」成長の69 メジャー2勝目へ3打差10位発進

 「米女子ゴルフ・シェブロン選手権・第1日」(3月31日、ミッションヒルズCC=パー72)

 渋野日向子(23)=サントリー=が1イーグル、2バーディー、1ボギーの69で回り、3アンダーで首位と3打差の10位と好発進した。畑岡奈紗(23)=アビームコンサルティング=と古江彩佳(21)=富士通=はともに71で27位。笹生優花と横峯さくらは75で90位だった。首位には66のジェニファー・カップチョ(米国)とミンジ・リー(オーストラリア)が並んだ。

 2度目のメジャー制覇を狙う渋野が、難コースでの好スコアに自身の成長を実感した。昨年は予選落ちだったが、第1ラウンドで日本勢最上位の10位と好発進。「最後までしっかり攻められた。去年と変わったな」とうなずいた。

 ウエッジを駆使したマネジメント重視のスタイルに取り組んでおり、実を結びつつある。インスタートで、出だしから8ホールはパーにまとめ「去年よりやばいところに外すことがなくなっている」と納得顔。パー5の18番で90ヤードの第3打をピン近くに寄せて最初のバーディーを奪った。

 思い切りの良さも併せ持っていた。「これだけ距離が長くてグリーンが速いと、飛ばないと無理。フェアウエーをキープするというよりは前にいこうと切り替えた」とティーショットで力強くスイング。2番(パー5)は2オンに成功し、真っすぐのラインを強めに打ち10メートルのイーグルパットをねじ込んだ。今大会までの3試合で262ヤード余りだった平均飛距離は、この日274ヤードを記録した。

 前週は最終日に突然乱れ、今季ワーストの80をたたいて体調の異変もささやかれたが、心配は杞憂(きゆう)に終わった。2019年のAIG全英女子オープンを制し、既にメジャーのタイトルを持っている23歳。「安定したゴルフができたらいい。しっかり上位争いをしたい」と意気込んだ。

関連ニュース

編集者のオススメ記事

ゴルフ最新ニュース

もっとみる

    主要ニュース

    ランキング(ゴルフ)

    話題の写真ランキング

    写真

    リアルタイムランキング

    注目トピックス