渋野日向子「今日は面白い勝ち方ができてよかった」【一問一答】
「女子ゴルフ・樋口久子・三菱電機レディース・最終日」(31日、武蔵丘GC=パー72)
渋野日向子(22)=サントリー=とペ・ソンウ(27)=韓国=が通算9アンダーで並び、18番パー5を使ったプレーオフに突入。1ホール目でイーグルを奪った渋野が勝ち、3週前のスタンレー・レディース以来の今季2勝目、国内ツアー通算6勝目を挙げた。以下、渋野との一問一答。
◇ ◇
-正規のラウンドの18番を迎えて考えたことは。
「2打差ついてしまって、あそこはイーグルしかないので、スイッチが入ったというか、ギアを外したというか、あ、ギアを入れたですね。ギアを外してどうする。ハハハ」
-これでプレーオフは3戦3勝。どういう気持ちで臨んでいるのか。
「楽しんでやっているかなと思う。前回のスタンレーは3打目勝負だったけど、今日の18番は(2オン狙いで)ガンガンいけるパー5だったので、楽しくやれました」
-プレーオフの第2打は素晴らしいショットだったが、自分ではグリーンを捉えたと思ったか。
「個人的にはバンカーに入ったかなと思った。あそこは見えないので。でも、ギャラリーさんの声で乗ったんだなと思いました。あのショットは(これから)一生打てないと思います」
-ペ・ソンウと激しい優勝争いを演じたが、相手のミスを期待してしまうようなことはなかったか。
「スポーツマンシップを大事にしているのでそういうことはないです。相手のいいプレーに対しては自分も頑張らなくちゃと思います」
-逆に相手の立場を考えてしまうことは。
「それは人としては必要だと思うけど、やっぱり勝負の世界なので、そういう気持ちは自分を弱くしてしまうと思う」
-スイング改造の目的を改めて。
「日に日に変わっているんですけど、パーオン率を上げたいと思ってやっている。パーオン率が高い人は強いと思うので。パーオンすることでボギーを減らせる。そこを追求する形でやっています」
-その成果は今日も出ていたのでは。
「プレーオフも普通(正規)の18番もティーショットもセカンドショットもめちゃめちゃよかった。練習の成果が出ていると思います」
-面白いゴルファーになりたいと話していたが。
「今年6月終わりのアメリカツアー、全米プロでバーディー、イーグルで予選通過した時に日本人の方から『見てて面白いゴルフをありがとう』と言われてから気にかけている。見てて面白いゴルファーになりたい。今日は面白い勝ち方ができてよかったです」
-お母さん(伸子さん)の前での優勝。
「2年前のアネッサ・レディースで母の前で初めて優勝できて今回は2回目ですが、優勝を見てもらえたのはすごくうれしい。また違う自分を見せられたかなと思います」