成田美寿々 リランキングでシード圏外へ「QTを見据えてやるしかない」

 「女子ゴルフ・ミヤギテレビ杯ダンロップ女子オープン・最終日」(26日、利府GC=パー72)

 ツアー通算13勝の成田美寿々(28)=フリー=が9ホール終了後に腰痛のため棄権した。今大会後に出場資格のリシャッフルが行われ、今季残り試合の優先出場権を得るには賞金ランキング80位前後が目安となる。

 2019年も賞金ランキング17位で、12年から賞金シードを守ってきた成田だが、今大会で獲得賞金を上積みすることはできず、シード圏外のランキング104位。今後は基本的に主催者推薦による最大2試合しか出場できなくなる。

 「1カ月ぐらい前からQTを見据えてやるしかないと覚悟を決めていた。2カ月で体をつくり直し、QTの会場に行ったりして、コーチと二人三脚でやろうと思います」と淡々と話した。

 ほかに19年の成績で賞金シードを得ていたが、今季残り試合の出場が厳しくなった選手には、今大会で16位のエイミー・コガと篠原まりあ、41位の脇元華、予選落ちした松田鈴英と大城さつきがいる。

 松田鈴英(19年賞金ランキング32位、今大会終了時点で94位)「今週は結構大事だったんですけど、調子があまり戻らなかった。QTのことだけを考え、来季レギュラーツアーに戻って来られるように頑張ります」

 エイミー・コガ(19年賞金ランキング41位、今大会終了時点で97位)「もう本当にQTしかない。来週は出られるけど、その後は多分出られない。レギュラーツアーに出たいので、QTに向けて頑張ります」

 篠原まりあ(19年賞金ランキング46位、今大会終了時点で89位)「一生懸命やってこの結果なので、やり切った感はすごくあります。今回もパットが課題だなと思ったし、マネジメントでも勉強不足な点があった。(QTまでの)残り2カ月ぐらいでしっかり練習できたらいい」

 脇元華(19年賞金ランキング47位、今大会終了時点で88位)「まだ残りの試合がどれに出られるか決まっていない。出られる試合は“一撃シード”ではないですけど、そこを目指してやるのみだなと思っています」

 大城さつき(19年賞金ランキング48位、今大会終了時点で107位)「QTに向けて、練習場でできたことをコースで実践できるように練習します。QT頑張ります」

 ◆リシャッフル制度 コロナ禍の影響で2020年と21年が統合シーズンとなり、19年の成績によって付与された20年のツアー出場資格が21年も持ち越されていた。今季は過去最多52試合となったことで、公平性の観点からリランキングとは別にリシャッフル制度を導入。賞金シード選手も対象で、今季優勝選手と永久シード選手以外は今大会終了時点で獲得賞金額に応じ、その後の出場優先順位が見直される。

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