古江彩佳48位も五輪可能性残った 雨含んだ芝稲見とともに大苦戦、次週代表最終決戦へ

 16番を終え、言葉を交わす古江彩佳(右)と稲見萌寧(撮影・開出牧)
 13番、ティーショットを放つ古江彩佳
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 「女子ゴルフ・ニチレイ・レディース・最終日」(20日、袖ケ浦CC新袖C=パー72)

 27位から出た古江彩佳(21)=富士通=は2バーディー、4ボギーの74と振るわず、通算イーブンパーの48位だった。同組で回った稲見萌寧(21)=都築電気=も伸ばし切れず、通算1アンダーで41位。東京五輪代表争いの決着は次週に持ち越された。4打差9位から出た申ジエが、通算10アンダーで並んだ全美貞とのプレーオフを制し、今季3勝目でツアー通算27勝目を飾った。

 古江が残った。武器のショットが安定せずスコアを落としたが、稲見も伸ばせず何とか踏みとどまった。「雨の水とかも含んだ芝に最初の方はやられた。そのまま流れもつかめずという一日。稲見さんもあまりいい感じではなく、二人して流れがつかめなかった」と注目の同組対決を振り返った。

 前半はノーバーディー、3ボギーと苦戦。後半11番で9メートルを沈めて初バーディーを奪ったが、13番でボギーをたたき、最終18番で一つ取り戻すにとどまった。「雨で自分のゴルフができなかった。60%ぐらいしか集中できなかった」と反省した。

 東京五輪代表は6月28日付世界ランクで確定するため、次週が最終決戦となる。古江は「(五輪に)出たい意識はあります。稲見さんに勝つには優勝が絶対になってくる。自分を信じながらやっていきたい」と意気込んだ。

 この日、同組で回った稲見については「球の扱い、特に縦の距離感がすごくうまい。そこはまねしたい」と古江にとってはリスペクトの対象だ。それでも「強い選手に追い付きたい、勝ちたいという気持ちはあります」と闘志を燃やす。

 次戦アース・モンダミン・カップでは優勝が最低条件となる。その上で稲見が単独4位以下ならポイントが逆転する。同大会は2020年に初出場し、最終日2位から出て17位に終わった。「最後にこけたけど、いいイメージはあるのでしっかり頑張りたい。狙っていきたい」と前向きだ。20年11月の大王製紙エリエール以来、21年初勝利で代表切符へ望みをつなぐ。

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