青木瀬令奈 涙の逆転V「恩返しできたかな」17年以来の2勝目

優勝を決めた青木瀬令奈は感極まったのか、顔に手をやる(撮影・坂部計介)
優勝を決め、ウイニングボールを高々と掲げる青木瀬令奈(撮影・坂部計介)
優勝トロフィーを手に、宮里藍大会アンバサダー(左)と笑顔を見せる青木瀬令奈(撮影・坂部計介)
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 「女子ゴルフ・宮里藍サントリー・レディース・最終日」(13日、六甲国際GC=パー72)

 2位から出た青木瀬令奈(28)=フリー=が5バーディー、ボギーなしの67で回り、トーナメント記録に並ぶ通算17アンダーで逆転優勝を果たした。2017年ヨネックスレディース以来通算2勝目。稲見萌寧、山下美夢有、西郷真央が通算16アンダーで2位。小祝さくらが通算15アンダーで5位だった。

 青木は5番で第2打を80センチにつけてバーディー先行。6、8、10番も6~8メートルを沈めてスコアを伸ばした。勝負どころの16番パー3で第1打を奥2メートルにつけ、これを沈めて通算17アンダーとした。

 優勝インタビューでは「ここまで長かったなっていうのが一番ですけど…」と言ったところで、感極まって涙を流し「今年は不振でいろいろな人にご迷惑をかけたけど、こうして形にすることができてよかった。少しは恩返しができたかなと思う」と感謝した。

 昨年からコロナ禍の中、JLPGA(日本女子プロゴルフ協会)のプレーヤーズ委員長として“裏方”としても女子ゴルフ界を引っ張った。「私としてはいろいろな選手と交流できたし、協会の皆さんとも話をできてプラスだった。今週は練習日は調子がよくなかったけど、一緒に戦ってくれた大西(翔太)コーチと調整した。最終日は萌寧ちゃんを目標に優勝ができたらいいなという気持ちだった」と話した。

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