植竹希望「黄金世代」10人目Vへ単独首位 イップス克服6アンダー66
「女子ゴルフ・パナソニック・オープン・第1日」(30日、浜野GC=パー72)
1998年生まれ黄金世代の1人、植竹希望(のぞみ、22)=サーフビバレッジ=が7バーディー、1ボギーの6アンダー66で首位に立った。アプローチイップスを克服し、驚異のパーオン率を引っさげてレギュラーツアー初Vを狙う。1打差の5アンダー2位に堀琴音(25)=ダイセル=ら3人が続いている。シーズン2度目の2週連続優勝を目指す稲見萌寧(21)=都築電気=はイーブンパー53位と出遅れた。
パーオンできなかったのは1度だけ。植竹が正確なショットで単独首位に立った。
前半の14番パー4で、右のラフから残り182ヤードの2打目をピン30センチにぴたりと寄せた。前半に3バーディーを奪い、後半も三つ伸ばした。安定感抜群のゴルフに「感覚が良くなってきている。上出来」とうなずいた。
4月初めの大会を棄権するなど腰の痛みに悩まされ続けてきたが、はり治療などで状態を上げて前週は8位に入った。畑岡奈紗、渋野日向子らと同じ1998年度生まれの22歳。これまで9人がツアー優勝を果たした「黄金世代」だ。10人目に名を連ねたい植竹は「同級生に強い子がたくさんいるのは闘争心が上がる」と笑顔で意気込みを語った。