「女子ゴルフ・マスターズＧＣレディース・最終日」（２７日、兵庫県三木市・マスターズＧＣ＝６５１０ヤード、パー７２）

　最終ラウンドが行われ、首位と６打差の４位で出た柏原明日架（２３）＝富士通＝が６バーディー、ノーボギーの６６で回り、通算１４アンダーとして今季２勝目を挙げた。イ・ボミ（３１）＝韓国＝が１３アンダーの２位。小祝さくら（２１）＝ニトリ＝と稲見萌寧（２０）＝都築電気＝が１２アンダーで３位。首位で出たテレサ・ルー（３２）＝台湾＝は７５と落として１１アンダーの５位。渋野日向子（２０）＝ＲＳＫ山陽放送＝は７２と伸ばせず６アンダーの１２位に終わった。２週後に最終プロテストに臨む安田祐香（１８）＝大手前大１年＝が通算２アンダーの２６位でベストアマチュアに輝いた。

　渋野は「悔しいの一言」と最終日のプレーを振り返り、「パッティングが全然入らなかった」と顔をしかめた。ショットは好調でバーディーチャンスを量産していただけに「ホントにポンコツ。後半は１９パットですもんね…悲しかった」。賞金女王争いではランク１位の申ジエとの差が約８２０万円に広がり「自分には女王はまだ早いのかな」と首をかしげつつ、「でも目標は高くしないと。賞金女王を目指して頑張る」と先を見据えた。

　次週は米女子ツアー「スウィンギングスカート台湾選手権」（３１日開幕）に出場する。米女子ツアー挑戦は優勝した全英女子オープンに続く２度目で、「初戦でだいぶインパクトを与えてしまったので、ちょっとどうなるか」と苦笑い。「今の調子じゃ不安しかないけど…１０位以内、頑張ります」と力を込め、自身にハッパをかけた。