青木瀬令奈 首位と3打差2位浮上「シブコの分まで頑張る」

 「女子ゴルフ・CATレディース・第2日」(24日、大箱根CC=パー73)

 6位から出た青木瀬令奈(26)=三和シヤッター工業=が5バーディー、ノーボギーの68と伸ばし通算6アンダー、首位と3打差の2位に浮上した。前週の軽井沢では全英女王・渋野日向子とちゃんこ鍋を囲み、自身のSNSフォロワーも急増したという青木。ツアー2勝目に向けて絶好のポジションにつけた。69で回ったツアー未勝利の21歳、浅井咲希が通算9アンダーで首位を守った。

 50度のウエッジと、今大会の開幕前日に急きょ導入したパターがさえた。青木は1番パー5の第3打、残り89ヤードをピン手前1・5メートルにつけたのを皮切りに11番パー4の第2打、15番パー5の第3打と、50度でグリーンを狙った3ホールでバーディーを射止めた。

 パターは「(大西翔太)コーチに『遊び心で使ってみようよ』と薦められて」使い始めたスパイダー(テーラーメイド)。これも奏功して前日からのパット数は27、28。各選手が苦しむ高速グリーンでも抜群の安定感だ。

 前週の大会中に渋野を誘い、ちゃんこ鍋をつついて全英Vを祝った。「こんなフィーバーになって大変でしょ」と心配すると、「あ、全然、大丈夫なんです」と平然としている全英女王に感心。「すべてを受け入れている。すごい20歳だなと思いました」。その日の画像をSNSにアップすると、フォロワーが急増したという。

 今大会は調整のため休んでいる渋野へ「今週はシブコの分まで、私が頑張ります!」と腕まくりした。

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