松山、首位と8打差もVあきらめん 「大変な一日」乗り越え5年連続予選通過

 「米男子ゴルフ・マスターズ・第2日」(12日、オーガスタ・ナショナルGC=パー72)

 63位から出た松山英樹(27)=LEXUS=は5バーディー、3ボギーの70で回り通算1オーバー、46位で5年連続で予選を通過した。同じく小平智(29)=Admiral=も70で46位、アマチュアの金谷拓実(20)=東北福祉大=は74と落としたが通算3オーバー57位で決勝ラウンドに進んだ。今平周吾(26)=フリー=は6オーバー77位で予選落ち。フランチェスコ・モリナリ(イタリア)ら5人が通算7アンダーで首位。14年ぶり5度目の優勝を目指すタイガー・ウッズ(米国)は68と伸ばし、1打差6位につけた。

 かみ合いそうでかみ合わない展開を我慢した。最終18番。4メートルのバーディーパットを決めた松山は、決勝ラウンドへ自らを鼓舞するように右拳を握りしめガッツポーズ。スコアを2つ戻し、1オーバーで2日目を終えた。

 前半はショットがピンに絡み、4番のパー3はピン奥2・5メートルのチャンスにつけながら、パットはカップ右をすり抜けパー。9番はピン左上1メートルから、今度もバーディーパットが右を通過した。

 「簡単なラインというのはあんまりないですからね、このコースは。そこをしっかり決めきるパッティング技術が必要なんですが、なかなか思うようにはいかないです」

 それでもボギーなしの2バーディーで折り返したが、ショットの調子は長く続かない。「よくなりかけてましたけど、途中から悪くなってたので、大変な一日でした」。後半はボギーを打っては取り返す、を繰り返した。

 「パープレーでは確実に(予選で)落ちると思ったので。1アンダーは絶対だと思ってました」。5年連続の決勝ラウンド進出は決めたが、頂点を目指す選手として喜べるはずもない。

 「5アンダー、6アンダーを出せば追いつけるチャンスも広がると思ってやったんですけど、うまくいかなかったです」。首位とは1打縮めて8打差。「あした(第3日に)しっかり伸ばしていけるように」。最後まであきらめずに戦い続ける。

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