ハワイ育ちエイミーがトップ合格!初日から首位譲らず 過去最高8打更新
「女子ゴルフ・最終プロテスト・最終日」(27日、チェリーヒルズGC=パー72 )
長崎県生まれ、ハワイ育ちのエイミー・コガ(22)が通算20アンダーでトップ合格を果たした。これまでの記録12アンダーを8打更新。合格ラインも過去最高だった17年を6打上回り、通算8アンダーまでの20位タイ21人が合格した。今季シード選手の三ケ島かな(22)は7位合格。昨年合格の勝みなみ、新垣比菜らと同学年の“黄金世代”からは大里桃子(19)、原英莉花(19)ら7人が合格した。
猛暑の中での過酷な4日間を、誰よりも楽しそうにラウンドしたエイミー・コガが、初日から公言していたトップ合格を決めた。
父は日本人、母は韓国人で、176センチ、57キロのスタイリッシュな大型選手。2010年の世界ジュニア選手権を制した実績を持つ。長崎県佐世保市で生まれ、その後ブラジル、ハワイ・マウイ島、ニューヨーク、ハワイ・オアフ島と移住。2年前からは大阪府堺市で生活しているという22歳だ。
甲高い声で天真らんまんなキャラクターはタレントのローラをほうふつとさせる。「エイミーはね…」と、ゴルフの内容から私生活の話題まで、屈託なく話す。初日から65、66、67、70のゴルフで一度も首位を譲らないトップ合格にも「今日の16番でついにボギー打っちゃったの~。やっぱり暑すぎて集中できなくなっちゃった」と、あっけらかんとしていた。
トップ合格の特権で、次週の北海道meijiカップ(8月3~5日、札幌国際CC島松C)からレギュラーツアーに出場予定。「やった~っ!!涼しい北海道に行ける~」とバンザイで締めた。