奈紗、好調の3打差10位発進 納得顔みせるも「少し悔しさある」

 「米女子ゴルフ・全米女子プロ選手権・第1日」(28日、ケンパーレークスGC=パー72)

 前週に米ツアー初優勝を挙げた畑岡奈紗(19)=森ビル=は6バーディー、3ボギーの69で回り、首位と3打差の10位と好発進した。66をマークした朴城炫(韓国)が首位に立った。上原彩子(34)=モスバーガー=は72で51位、横峯さくら(32)=エプソン=は73で71位、野村敏京(25)は75で108位と出遅れた。

 初優勝の勢いそのままに臨んだメジャーの大舞台。畑岡は「60台で上がれたのは良かった。まずまずのスタートは切れたと思う」と納得顔だった。

 出だしの10番で1打目を右バンカーに入れながら、ピン上3メートルにピタリと寄せ返してバーディー発進。後半の2番でグリーン右ラフからチップイン、3番では6メートルをねじ込み、連続バーディーの上り調子だった。

 4番パー5で不運に見舞われた。フェアウエーにレイアップした2打目が想定外のディボットに入ってしまい、3打目は大きくショート。4打目も寄せ切れずにボギーをたたいた。

 ただ、8番で難しい4メートルのラインを読み切ると、キャディーと小指でハイタッチを交わした。「きょうの調子ならもう少し(上位に)いけたので、少し悔しさはある」。深めた自信が、畑岡の背中を押している。

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