宮里藍、国内最終戦あくまでV狙い!メディア3倍、周囲“お別れフィーバー”

 「女子ゴルフ・サントリーレディース」(8日開幕、六甲国際GC=パー72)

 今季限りでの引退を表明した女子ゴルフの宮里藍(31)=サントリー=が5日、2年ぶりに出場するサントリー・レディースに向け、会場となる神戸市の六甲国際GCで練習ラウンドを行った。表明後の初戦となるが、国内でのプレーは最後になる可能性もある。盛り上がり必至の中、宮里藍らしく「ぶれずにやる」と誓った。

 ファンを魅了する笑顔と、プレーを支え続けた強じんなハート。藍ちゃんフィーバーの最終章が、神戸で幕を開ける。

 今季限りでの引退表明会見から一週間。周囲の反響は大きかったが「一週間のいい休みもあったし、そこでいい練習もできた」と打ち明けた。いつもと変わらない表情でコースに姿を現した。

 練習場で短いクラブから、数本、スイングを確認して、アプローチ、パッティング。そしてインコースの9ホールを練習ラウンドに充てた。

 同じ沖縄県出身のアマチュア、新垣比菜と談笑しながら同組で回った。入念にコース状態を確認しながら練習ラウンドをこなしていく姿も、これまでと同様だ。

 休暇を取っていた沖縄では、パパラッチに狙われた。10年以上、第一線で活躍するアスリートとしての疲労もある。背中にやや張りがあるということで、ニュークラブのテストは見送った。

 国内ツアーへの出場が最後になるかもしれないだけに、フィーバーの再燃は必至だ。大会を取材するメディアの数は、事前申請だけで815人に上った。昨年の大会は1週間で延べ278人だっただけに、3倍が見込まれる。

 空前の盛り上がりが予想されるものの、自らをコントロールできるのが宮里藍の最大の強みだ。「気持ちを固めてやっていることなので、そこはぶれずにやっている」と笑顔で受け流した。

 5月21日の中京テレビ・ブリヂストンレディースの最終日には6連続バーディーを含む8アンダーをたたき出した。この日の練習ラウンドを見ていた父・優さん(71)は「あの時とショット、パットとも変わらず好調を維持しているね」と分析する。

 所属企業の冠大会でもある今大会は、04年に制した。ファンの後押し、父の太鼓判、ぶれないハートのすべてを力に変え、ホステス大会優勝で花を添える。

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