「女子ゴルフ・スタジオアリス女子・第１日」（７日、花屋敷ＧＣよかわ＝パー７２）

　ツアー通算５勝の笠りつ子（２９）＝京セラ＝と通算１３勝の申ジエ（韓国）が５アンダーの６７で首位に並んだ。１打差の３位は鬼頭桜（２２）＝フリー、上田桃子、森田遥、比嘉真美子ら７人が並んだ。大会２連覇を狙う菊地絵理香はパープレーの２８位。

　昨季、賞金女王争いを演じて日本選手最高の３位となった笠がボギー一つの６バーディーで首位発進した。「もうちょっといけたかなと思うけど、やることはやったので」と、満足そうに振り返った。

　前半は２番から４連続バーディーと飛ばした。７番（パー３）では、第１打がグリーンオーバーしたが、ラフから約７メートルの距離をパターで転がしてチップイン。「グリーン周りは逆目のライとかあるので、パターの方がミスが少ない」と説明したが「ナイスバーディー」の声援に、思わず「すごいね」と自分自身を褒めた。

　途中から降った雨でグリーンが重くなった後半は１バーディー、１ボギー。「いい感じでタッチも合っていた」とパープレーにまとめた。

　今季５試合を終えて、トップ１０は５位が１度だけだが、次週は地元熊本でのＫＫＴ杯バンテリンレディース（１４～１６日、熊本空港ＣＣ）。昨年は地震で中止となり、自宅も被災した。「熊本で試合するのがすごく楽しみ」。里帰りの前に、勢いをつけたい。