「男子ゴルフ・カシオワールドＯＰ・第３日」（２６日、Ｋｏｃｈｉ黒潮ＣＣ＝７２）

　賞金ランキング１位の池田勇太（３０）＝日清食品＝が７バーディー、２ボギーの６７で回り、通算１３アンダーで単独トップを死守した。優勝すれば、男子ツアー史上４人目の年間獲得賞金２億円突破を果たすとともに、６打差の７位につける同ランキング２位の谷原秀人（３８）＝国際スポーツ振興協会＝が１１位タイ以下なら初の賞金王が決まる。

　賞金王を争う谷原は７バーディー（１ボギー）の猛チャージで池田を追った。５番で４メートルを決めると、６番ではチップインで連続バーディーを奪った。

　今大会から「５、６年ぶり」にピン型のパターを導入。「徐々にパターが入ってくれたので、伸ばせるだけ伸ばせればと思っていた」。９番で３メートル、１０番で５メートル、１２番で３メートルを沈め、１４番では６メートル、続く１５番では５メートルをねじ込んだ。

　２９位から一気に７位に浮上したが、首位の池田とは６打差。谷原は「誰がトップか、みなさんは考えるけど、僕からすれば関係ない。ただ、優勝するためにやっているだけ」と淡々と話した。