青山加織がツアー復帰、立浪部屋へお礼

 「女子ゴルフ・ワールドサロンパスカップ」(5日開幕、茨城GC東C=パー72)

 熊本地震を熊本市内の自宅マンションで経験。前週までの2週間、トーナメントを欠場して地元で救援物資運搬のボランティア活動をしていた青山加織(30)=コンフェックス=が戦列復帰する。

 プロアマ戦が行われた4日は原江里菜(28)=NEC=と一緒に支援物資を送ってくれた大会会場近くの立浪部屋を表敬訪問。立浪親方(47)=元小結旭豊=、おかみさんらに囲まれ、復帰戦での健闘を誓った。

 「体調は万全です。26日から練習を再開して、最初はクラブが鉛みたいに感じましたけど、以降は毎日物資運搬の後、500球打ってましたから」と青山。師匠・岡本綾子からは「日々ストレッチだけは忘れないでね」と毎日のようにメールが届き、励行。本震後、13日間はクラブを握らない日々となったが「物資運搬自体が筋トレみたいなものでしたから(笑)」と表情は明るい。

 立浪親方とは知人の紹介で5年来のお付き合い。例年この大会週には原とともにちゃんこ料理をごちそうになっているとか。親方は「地震の後すぐに連絡。必要なものを聞いて、わずかですが送ったんです。手伝いに行くこともできない状況だったから」と、缶詰めやおむつ、紙皿、虫よけなどを送ったという。

 青山は「遠くからも思っていてくださるということがすごくうれしかった」と語り、5日からの大会への決意も。「調整不足といえばそうですが、ゴルフの頭をゆっくり休ませたという面もあるので、それがいい方向に作用してくれればと思っています」。5月場所が間近に控えるが、立浪親方は「一日ぐらいは応援に行こうと思ってます」と語った。

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