「男子ゴルフ・ファーマーズインシュランス・オープン・第１日」（２９日、トーリーパインズゴルフクラブ）

　松山英樹（２３）＝ＬＥＸＵＳ＝は６バーディー、２ボギーの６８をマークして首位と２打差の８位につけた。６９で回った岩田寛（３４）＝フリー＝も１５位と好発進。ダブルボギー４度と乱れた石川遼（２４）＝ＣＡＳＩＯ＝は７９で１５２位と大きく出遅れた。６６をマークしたスコット・ブラウンとアンドルー・ループ（ともに米国）が首位に立った。

　自身にとって今年最初のラウンドで、しっかりスコアをつくる持ち味を発揮した。好位置につけた松山は「ショットの手応えはないが、いいパットが入ってくれた。それがスコアにつながった」と満足げに笑った。

　７週間のオフを経て「早く試合がしたかった」と話す。スタート２ホール目の１１番で５メートルのバーディーパットを幸先よく沈めた。１４番も５メートルを決め、１５番はショットを１メートルに。後半も３バーディーを奪った。

　ティーショットがフェアウエーを捉えたのは４度だけ。それでも「ラフからうまくグリーン近くまで持っていけて、微妙なパットを決められた」。グリーンを外した６ホール全てで、パーを拾った。

　比較的易しい北コースできっちり伸ばした。「久しぶりの試合もリラックスしてできた。２日目の南コースは難しいけど、粘り強くやりたい」と気を引き締めてツアー２勝目を狙う。