鈴木愛5連続でバーディー逃しても首位
「女子ゴルフ・大王製紙エリエールレディース・第2日」(20日、五浦庭園CC=パー72)
首位で出た鈴木愛(21)=Salesforce=がボギーなしの6バーディーで66をマークし、通算10アンダーで単独トップに立った。終盤に5連続でバーディーチャンスを逃しイライラを募らせたが、ショットは絶好調。ツアー初優勝した昨年9月の日本女子プロ選手権コニカミノルタ杯以来の2勝目を目指す。2打差の2位にコース新の65をマークした渡辺彩香と表純子、成田美寿々の3人がつけた。
申し分のないスコアをマークして記者会見の席に着いた鈴木が、詰まった。「あれ?すいません。ちょっとカリカリしてて…思い出せないです」。普段なら誰よりスラスラとラウンドの詳細を説明するのに、バーディー内容が出てこない。
「上がりの5ホール、ず~っとバーディーチャンスに付いてたのに、全部外したんです。14番が2メートル、15番で3メートルを外して、ちょっとおかしくなっちゃった。16番で1メートルのパットが真っすぐ左を抜けて、17番は4メートルで、最後18番がまた1メートル…」。漫画で表現したら、こめかみの上に怒りの青筋マーク入りの顔。「あとバーディー4つ5つ、62ぐらいで回れたんじゃないか」と悔しがった。
しかし、そんなプンプンのゴルフでも4番で7メートル、11番で8メートルを決めるなど6バーディーだ。
V副賞はフォルクスワーゲン・パサートヴァリアント。昨秋までは母と2人、1200CCのコンパクトカー・日産マーチで全国を転戦していたが「荷物が増えて、もうマーチじゃ全然無理。今は初V副賞のホンダ・ヴェゼルに乗ってますけど、もっと大きい車が欲しい」。18番グリーン横に鎮座するトランク広めのステーションワゴンにもキラリと目を光らせている。
