スピース5勝目で最年少総合V
「米男子ゴルフ・プレーオフ最終戦、ツアー選手権・最終日」(27日、イーストレークGC=パー70)
69で回ったジョーダン・スピース(22)=米国=が通算9アンダーで今季ツアー5勝目を挙げた。大会賞金148万5千ドル(約1億7820万円)を加え、今季の獲得賞金額はツアー史上最高額の1203万ドル余り(約14億5千万円)となった。ポイントで争うシーズン総合優勝も決め、総合優勝のボーナス1千万ドル(約12億円)も手に入れた。松山英樹(23)=LEXUS=は5バーディー、3ボギー、1ダブルボギーの70で通算イーブンパーの12位。シーズン総合順位は16位だった。
今季、何度も見せた強さを発揮した。スピースが2位に4打差と、シーズンを象徴する勝利を収めた。「本当に夢がかなった。素晴らしい一年だった」と勝利の美酒に酔った。
首位から出て一時は同組のステンソンに並ばれたが、武器のパットで差を見せつけた。8番は6メートル、9番は下りの5メートルをカップへ。圧巻だったのは11番パー3。ピンまで1メートルにつけた相手の前で14メートルのバーディーパットをねじ込んで、付け入る隙を与えなかった。
4月のマスターズ、6月の全米オープンとメジャーで2連勝してゴルフ界の話題をさらったが、プレーオフに入ってまさかの2戦連続予選落ち。最終戦は「メジャーと同じ気持ちで準備した」と気合十分に臨み、最高の結果を手に入れた。
ポイント制が導入されて9季目で、22歳での総合優勝は最年少。ボーナス1千万ドルを手にするとともに、今季の獲得賞金もツアー史上最高を更新する約1203万ドルに達した。歴史的な選手になり得る可能性を十二分に示し「もっと素晴らしい選手になりたい」と語った。





