元阪神外野手の孫・幡野が一時首位

 「サイバーエージェント・レディース・第1日」(1日、鶴舞CC西C=パー72)

 元阪神外野手を祖父に持つアマチュアの幡野夏生(17)=堀越高3年=が4バーディー、1ボギー、2ダブルボギーの1オーバー73で21位につけた。申ジエ(韓国)が4アンダー68で単独首位。1打差の2位に笠りつ子、18歳のアマチュア野沢真央、ペ・ヒキョン(韓国)が続いた。先週ツアー初優勝の藤田光里は1オーバーの21位につけた。

 猛虎の系譜を受け継ぐ幡野が“緑の甲子園”で躍動した。2番で8メートルを沈め、4番は右エッジから20ヤードをチップイン。11番で上から2メートルを流し込むと、この時点で単独トップに立った。後半2つのダブルボギーをたたいて21位後退も強烈に存在感をアピールした。

 昨年下部ツアー1試合に出場経験があるが、レギュラーツアーはこれが初出場。「最初に名前をコールされた時は緊張したけど、すごく楽しかった」。堂々としたプレーを見せ、屈託ない笑顔が充実感で輝いた。

 祖父・和男さん(72)は元法政二高野球部主将で、60年夏の甲子園大会では元巨人の柴田勲氏とともに全国優勝。同年12月に阪神に入団し、62年まで在籍した。1軍成績は出場2試合、3打数無安打に終わったが、2軍では1試合最多単打記録5を樹立した。

 「私たちの時代は練習漬けだったから、孫にも練習はウソをつかないと教えている」と和男さんが言えば、幡野も「おじいちゃんに褒めてもらえるように頑張ります」。K-1の天田ヒロミがトレーナーに付きコンディション作りも完ぺき。残り2日も“猛虎魂”で難コース鶴舞に立ち向かう。

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