飯島、プレーオフ6ホール目制した!

 「Tポイント・レディース・最終日」(22日、若木GC=パー72)

 2位から出て72で回った飯島茜(31)=TOTO=が、通算3アンダーで並んだ全美貞(32)=韓国=とのプレーオフを6ホール目で制し、2010年のゴルフ5レディース以来となるツアー通算7勝目を挙げた。1打差の3位に一ノ瀬優希、上田桃子、藤本麻子が入った。

 夕日が西に沈みかけたころ、長い戦いに決着がついた。18番パー5で行われたプレーオフ6ホール目。飯島が1・2メートルのバーディーパットを沈めると、この瞬間を待ちわびたギャラリーから大きな拍手が沸き上がった。

 最後の優勝から約5年。勝てない間は「若い子には勢いがある。私の居場所はなくなるかもしれない」と引退も頭をよぎったが、12年の開幕前に片山晋呉の門をたたき、復活への道を模索した。

 転機は今年2月のタイ合宿で突然訪れた。短いクラブで打ち込みを繰り返すうちに、これだというフィーリングをつかんだ。帰国して片山にスイングを見せると「別人。もう心配ない」とようやく合格点をもらった。

 前日は片山から電話で「フルスイングできる距離だけ狙っていけ」とのアドバイス。プレーオフ6ホール目の第3打は残り92ヤード。指示通りのフルスイングでピンそばにつけた。「疲れて涙も出なかった。ようやく戻ってこれました」。生涯獲得賞金が史上40人目となる4億円を突破した飯島の言葉に感慨がこもっていた。

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